1月26日に宇宙ヨットIKAROSについて講演してくださった森先生より、みなさんへの素敵なメッセージを預かりましたので、ここに掲載させていただきます。
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 伝えたいことは2つです。
「モノ作り」の魅力と「夢を持って挑戦し続けること」の素晴らしさです。

◆「モノ作り」の魅力 
 ずばり「モノ作り」は面白いです。自然現象をよく理解し、予測をたててモノを作り、実際に動かすことでその成果が確認できます!相手は「自然の法則」ですので「ごまかし」は通用しません。予測が甘いと失敗します。自然は厳しいのです。しかし、その状況を踏まえて、モノを修正し、やり直すことができます。ここが肝心です。
 講演ではあまりお話できませんでしたが、イカロスを作るために本当にたくさんの事前実験を行いました。その多くはうまくいきませんでしたが、成功・失敗に限らず、一つ一つきちんと評価してステップアップしていきました。この活動があったからこそ、イカロスは宇宙という一発勝負の舞台で見事成功できたのです。
 このように「モノ作り」は地道にコツコツと積み上げていくことが重要で、まじめな日本人にとても向いていると信じています。資源もなく、言葉でも不利な日本が一流国として世界をずっとリードできているのは「モノ作り」大国だからなのです。
 勉強や遊びの中で「モノ作り」の面白さを体験して、一人でも多くの人に、将来「モノ作り」の世界に進んで行ってほしいと願っています。

◆「夢を持って挑戦し続けること」の素晴らしさ
 地道にコツコツ積み上げていくことで成功するのは「モノ作り」だけではありません。「人生」そのものも同じだと思います。夢や目標の実現に向けて挑戦していくことで、豊かな人生になっていくのです。たとえ目標が実現されなかったとしても、夢中になって頑張っていること自体にも意義があり、きっと新しい道が開けるハズです。
 イカロスチームの力の源も「世界初の宇宙ヨットを実現したい!」という夢でした。夢や目標があればだれでもがんばれます。問題はこれをどうやって見つけるかです。「やりたいことは特にない」という人がたまにいますが、本当にそうでしょうか?ただ単に難しいと思ってあきらめているだけではないでしょうか?なんでも興味があることに臆せず挑戦することできっと夢が見つかると信じています。
 サインに「君も太陽系をヨットに乗って旅しよう!」というメッセージを添えました。宇宙ヨットが旅する太陽系はいろいろな夢の一つの象徴だと思います。皆さんもそれぞれ自分の夢に向けて冒険の旅に出てほしいと思います。皆さんの人生の旅が楽しく、素敵なものとなりますように……
「ボン・ボヤージュ!(よい旅を)」

◆皆さんからのメッセージへのお礼
 あたたかいメッセージ(&素晴らしいイラスト)ありがとうございました。講演に対する皆さんの一生懸命な姿を見て、私自身また頑張ろうという気持ちが強くなりました。いつかまたお会いする日を楽しみにしています。

折悪しくインフルエンザが流行し始め、三小・七小では学級閉鎖のクラスもあったため、出席者が激減するのでは?との不安の中での開催でしたが、そんな心配も杞憂に終わりました。
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2010年、地球から打ち上げられ世界で初めてのミッションを成し遂げ、今でも地球と交信しながら、宇宙を旅しているソーラー電力セイル実証機「IKAROS(イカロス)」って知っていますか? 「イカロス」は、エンジンを使わないで宇宙を進む“宇宙ヨット”のような宇宙船です。「イカロス」ってどんな形をしているの? エンジンなしでどうやって動くの? など「イカロス」のヒミツや宇宙のふしぎを、「イカロス」の開発にあたった、宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所の森治先生にお話ししていただきました。ペーパークラフトによるイカロス君のミニ模型作りもしました。

子どもたちも大人たちもスゴイ真剣に聞いていました。
宇宙好きの子どもたちにはたまらない魅力のようです。
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何より森先生が本当に楽しそうにイカロスのことを語る姿が
なんともおもちゃで夢中になって遊んでいる子どもみたいで
ついつい引き込まれ、時間が……
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でも、アンケートには「時間が短すぎた」、つまりもっともっと先生の話が聞きたかったようです。

森先生、ありがとうございました!
また、ご協力くださいましたNPO法人きらめきライフ多摩のみなさま、ありがとうございました。